医療崩壊史・前兆期〜増悪期

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前兆期
出来事
1957
  • 4年計画で健康保険制度を全市町村に普及させる計画始まる
  • 4月、日医の武見時代始まる
1961
  • 国民皆保険制度完全普及
  • 4月、武見日医「暁の団交」
1964
  • 4月、救急病院を定める省令(厚生省令第8号)が出される
1969
  • 12月、美濃部都政、老人医療無料化
1970
  • 医師数を人口10万人対150人する決定
1973
  • 国が老人医療無料化
  • 一県一医大構想進められる
1975
  • 10月、東大ルンバール訴訟
1982
  • 4月、日医武見会長退陣
  • 7月、第二次臨調第三次答申にて医師数抑制を打ち出す
  • 9月、医師数抑制政策閣議決定
1983
  • 厚労官僚吉村昭の「医療費亡国論」
  • 医師数、人口10万人対150人達成
  • 老人医療無料化終了
1986
  • 11月、将来の医師の需給に関する検討委員会報告
1987
  • 救急病院を定める省令が一部改正
1994
  • 予防接種法改正によりインフルエンザ集団接種中止、MMRも接種中止
  • 5月、日本法医学会「異状死ガイドライン」発表
  • 11月、医師需給の見直し等に関する検討委員会報告
1995
  • 6月、第二次未熟児網膜症訴訟
  • 7月、日本医療機能評価機構設立
1997
  • 医師数を抑制する旨の閣議決定が再び行なわれる
  • 12月、連合の領収書請求運動始まる
1998
  • 医師の需給に関する検討会(1998)報告
1999
  • 1月、横浜患者取り違え事件
増悪期
出来事
2000
  • 4月、介護保険制度始まる
  • 6月、都立広尾病院事件で病院関係者が起訴される(主治医は21条違反の略式起訴で罰金)
  • 7月、杏林割り箸事件送検
  • 7月、東京府中病院事件(労基署相談に対する報復人事)発覚
  • 12月、健康保険法等の平成12年法可決(平成18年改正につながっていく)
2001
  • 1月、経済財政諮問会議設置される
  • 11月、厚労省の「患者様とお呼び」通知
  • 12月、東京ER始まる(墨東病院より)
2002
  • 1月、オリックス宮内義彦会長発言「国民がもっとさまざまな医療を受けたければ,『健康保険はここまでですよ』,後は『自分でお払いください』というかたちです.金持ち優遇だと批判されますが,金持ちでなくとも,高度医療を受けたければ,家を売ってでも受けるという選択をする人もいるでしょう」(週刊東洋経済二〇〇二年一月二十六日号)
  • 3月、基発第0319007号「医療機関における 休日及び夜間勤務の適正化について」通達が出される
  • 6月、東京女子医大事件で紫色先生逮捕
  • 7月、名義貸しが問題となる
  • 8月、杏林割り箸事件起訴
2003
  • 医療制度改革法案成立(平成18年度改正)
  • 10月、五條病院救急事件高裁判決(後に救急の黄昏と呼ばれる)
2004
  • 3月、舞鶴市民病院内科医集団辞職事件
  • 4月、新研修医制度開始
  • 4月、国立病院が独立行政法人に移行
  • 4月、最高裁が広尾病院事件に関連して医師法21条を合憲と判断
  • 9月、泉崎村事件
2005
  • 5月、2ch「僻地医療の自爆燃料を語る」スレ成立
  • 6月、関西医科大学研修医事件最高裁判決